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イソプロピルアンチピリンによるアナフィラキシーショックの1例
Anaphylactic Shock Due to Isopropylantipyrine
神﨑 美玲
1
,
稲葉 健介
2
Mirei KANZAKI
1
,
Kensuke INABA
2
1水戸済生会総合病院,皮膚科,主任部長
2同,救急科,部長
キーワード:
イソプロピルアンチピリン
,
ピリン系
,
アナフィラキシーショック
,
プリックテスト
Keyword:
イソプロピルアンチピリン
,
ピリン系
,
アナフィラキシーショック
,
プリックテスト
pp.1656-1657
発行日 2018年9月1日
Published Date 2018/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000997
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現病歴 交通事故により頸椎捻挫を受傷し,近医でロキソプロフェンナトリウム(ロキソニン®錠),エペリゾン塩酸塩(ミオナール®錠),イソプロピルアンチピリン・アセトアミノフェン・アリルイソプロピルアセチル尿素・無水カフェイン配合剤(SG配合顆粒)を処方された。昼食後に3剤すべてを内服したところ,約15分後より悪心・嘔吐,全身の潮紅および呼吸苦が出現し,ドクターカーで救急搬送された。車内で血圧低下と気道狭窄をきたし,アナフィラキシーショックとして,アドレナリンの筋注を受けた。搬送先でd-クロルフェニラミンマレイン酸塩5mg,ファモチジン20mgおよびメチルプレドニゾロン125mgを点滴投与されて症状は軽快した。翌日,原因精査のため当科を紹介受診した。
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