Japanese
English
症例
皮膚浸潤を生じた多発性骨髄腫の1例
Multiple Myeloma with Cutaneous Infiltration
永田 絢子
1
,
神谷 由紀
1
,
比留間 政太郎
1
,
深井 達夫
1
Ayako NAGATA
1
,
Yuki KAMIYA
1
,
Masataro HIRUMA
1
,
Tatsuo FUKAI
1
1順天堂大学医学部附属練馬病院,皮膚・アレルギー科(主任:深井達夫准教授)
キーワード:
多発性骨髄腫
,
皮膚浸潤
,
皮膚転移
Keyword:
多発性骨髄腫
,
皮膚浸潤
,
皮膚転移
pp.707-709
発行日 2018年5月1日
Published Date 2018/5/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000000733
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75歳,女性。2015年5月頃より胸腹部に可動性不良の皮下腫瘤が出現した。血清免疫電気泳動でIgG-λ型M蛋白,λ型Bence-Jones蛋白が検出され,皮膚生検でCD138(+)の腫瘍細胞塊を認め,多発性骨髄腫の皮膚浸潤と診断した。多発性骨髄腫の皮膚浸潤は骨髄腫の末期に出現することが多く全身状態悪化の前兆を示唆するが,まれに皮膚病変が先行することもあり,骨髄腫診断の契機につながることがあるので注意が必要である。
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