特集 ぶどう膜炎治療の現状
1 感染性ぶどう膜炎に対する治療の現状
柳井 亮二
1
1山口大学大学院医学系研究科眼科学
キーワード:
感染性ぶどう膜炎
,
梅毒性ぶどう膜炎
,
結核性ぶどう膜炎
Keyword:
感染性ぶどう膜炎
,
梅毒性ぶどう膜炎
,
結核性ぶどう膜炎
pp.317-321
発行日 2024年4月5日
Published Date 2024/4/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000003582
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感染性ぶどう膜炎は本邦のぶどう膜炎の約15%を占め,原因となる病原微生物により,細菌性,真菌性,ウイルス性,寄生虫性に大別される。ぶどう膜炎初診患者の全国疫学調査ではヘルペス性虹彩炎,急性網膜壊死,サイトメガロウイルス網膜炎の頻度が高い(表1)。今後は,コロナ禍後の移動制限解除や高齢化の影響により梅毒性ぶどう膜炎や結核性ぶどう膜炎の頻度が増加することが予想される。
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