特集 眼科外来診療 ―クリニックでの対応と紹介のタイミング―
Ⅴ ぶどう膜炎 2 眼底に滲出斑や出血を伴うぶどう膜炎の見極め方
南 佳佑
1
,
柳井 亮二
1
1徳島大学大学院医歯薬学研究部 眼科学分野
キーワード:
感染性ぶどう膜炎
,
非感染性ぶどう膜炎
,
仮面症候群
,
網膜血管炎
,
滲出斑
,
フルオレセイン蛍光眼底造影検査
Keyword:
感染性ぶどう膜炎
,
非感染性ぶどう膜炎
,
仮面症候群
,
網膜血管炎
,
滲出斑
,
フルオレセイン蛍光眼底造影検査
pp.1332-1336
発行日 2024年11月14日
Published Date 2024/11/14
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000003891
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ぶどう膜炎の原因は感染性,非感染性,腫瘍性(仮面症候群)に大別される。炎症が後眼部まで及ぶと網膜に出血や滲出斑を呈する。虹彩炎や虹彩毛様体炎を呈する前部ぶどう膜炎に比べ,網膜・硝子体に炎症が波及した後部および汎ぶどう膜炎は視力予後が悪化しやすく,早急な治療を要する疾患も含まれる。本稿では眼底に滲出斑や出血を伴うぶどう膜炎の鑑別と,専門施設への紹介のタイミングについて概説する。
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