原著論文
転移性眼内炎に対する小切開硝子体手術成績
田島 彬子
1
,
有村 哲
2
,
熊代 俊
1
,
柴 友明
1
,
堀 裕一
1
1東邦大学医療センター大森病院眼科
2有村眼科(薩摩川内市)
キーワード:
転移性眼内炎
,
小切開硝子体手術
,
予後
,
metastatic endophthalmitis
,
micro-incision vitrectomy surgery
,
prognosis
Keyword:
転移性眼内炎
,
小切開硝子体手術
,
予後
,
metastatic endophthalmitis
,
micro-incision vitrectomy surgery
,
prognosis
pp.159-164
発行日 2020年2月5日
Published Date 2020/2/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001550
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手術時視力光覚以上の転移性眼内炎に対しmicro-incision vitrectomy surgery(MIVS)を施行した治療成績について検討した。対象は2013年4月から2018年4月までに転移性眼内炎と診断し,MIVSによる硝子体手術を行った9例11眼である。結果として11眼中8眼(72.7%)で矯正0.2以上の視力を維持し,1眼で手動弁,2眼で光覚なしに至った。全例で術後全身状態に悪化は認めなかった。転移性眼内炎に際して,十分な医療連携をとり全身管理のもと,より低侵襲であるMIVSで早期に手術介入を行うことは有用であると思われた。
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