特集 眼科診療:5年前の常識は,現在の非常識!
4 網膜・硝子体疾患
■網膜・硝子体手術手技
小切開硝子体手術
島田 宏之
1
1駿河台日本大学病院眼科
pp.302-306
発行日 2011年10月30日
Published Date 2011/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410103957
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ここが変わった!
以前の常識
●硝子体カッターの切除効率・灌流量・器具の剛性が低く,眼内照明が暗く,手術合併症の問題もあったことから,小切開硝子体手術は硝子体手術の脇役であった。
●小切開硝子体手術の手術適応は,黄斑疾患,単純硝子体出血など比較的手術操作の単純な疾患に限られていた。
現在の常識
●硝子体カッターの切除効率・灌流量・器具の剛性が高まり,手術手技の進歩,新しい照明系や観察系の開発,手術合併症の減少によって小切開硝子体手術が硝子体手術の主役となった。
●小切開硝子体手術の手術適応は,裂孔原性網膜剝離,増殖糖尿病網膜症,増殖硝子体網膜症などに拡大した。
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