臨床報告
多発消失性白点症候群の白点消失過程
田邊 真理子
1
,
中山 正
1
,
加藤 睦子
1
,
清井 理恵子
1
,
寺石 友美子
1
,
渡邊 正樹
2
1岡山赤十字病院眼科(岡山市)
2わたなべ眼科(岡山市)
キーワード:
多発消失性白点症候群
,
MEWDS
,
multiple evanescent white dot syndrome
,
初期変化
,
蛍光眼底造影検査
,
FAG
Keyword:
多発消失性白点症候群
,
MEWDS
,
multiple evanescent white dot syndrome
,
初期変化
,
蛍光眼底造影検査
,
FAG
pp.655-661
発行日 2017年6月5日
Published Date 2017/6/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000000062
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多発消失性白点症候群(MEWDS)は,近視眼の若年女性に好発し,主に片眼の視力低下や光視症,視野欠損をきたす1)。検眼鏡的には眼底に白点病巣が多数出現するが,2 週間程度で消失し,症状も1 か月程度で自然に回復する2)。MEWDS は症状が軽微であることが多く,症状出現から受診までに時間が経っている症例が多いこと,自然治癒傾向があることから,白点病巣がどこに初発し,経過中にどのような広がりや消失過程をたどるのかということについての検討はなされていない。
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