臨床報告
帯状角膜変性に生じた細菌性角膜潰瘍の2例
片平 晴己
1
,
服部 貴明
1
,
熊倉 重人
1
,
後藤 浩
1
1東京医科大学臨床医学系眼科学分野
キーワード:
帯状角膜変性
,
感染性角膜潰瘍
,
ステロイド
,
band keratopathy
,
infectious corneal ulcer
,
steroid
Keyword:
帯状角膜変性
,
感染性角膜潰瘍
,
ステロイド
,
band keratopathy
,
infectious corneal ulcer
,
steroid
pp.649-654
発行日 2017年6月5日
Published Date 2017/6/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000000061
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帯状角膜変性の病態は角膜の上皮基底膜からBowman 層にかけて生じるカルシウム塩の沈着である1)。通常,病変は上皮下にとどまるが,進行例では遷延性上皮欠損を伴うことがある。帯状角膜変性に遷延性上皮欠損を生じると感染の危険性が高まると考えられるが,実際には感染をきたした症例の報告は少ない。
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