特集 角化症・炎症性角化症
Hereditary Papulotranslucent Acrokeratodermaの1例
大原 香子
1
1大原医院
キーワード:
皮膚疾患-手部
,
肢端角化症
Keyword:
Hand Dermatoses
pp.418-419
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2017233463
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65歳男性。1年8ヵ月前より週3回のプールに通っていたが、4ヵ月後より平常時にも存在する手掌、手指の白色点がプールに入って約15分後に目立つようになった。初診時、手掌と手指に多発性で1mm大の白色丘疹がみられた。15分ほど微温湯に浸すとやや数が増え、白色点は2mm大になった。本症例は自覚症状がないが、病理組織学的にエクリン汗管の開大を欠くことから、hereditary papulotranslucent acrokeratodermaと診断した。治療は行わず、経過観察としている。
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