症例
Circumscribed Palmar Hypokeratosisの1例
大塚 明奈
1
,
南里 文
,
大畑 千佳
,
安元 慎一郎
,
名嘉眞 武国
1久留米大学 皮膚科
キーワード:
Petrolatum
,
紅斑
,
凍結外科
,
経皮投与
,
皮膚疾患-手部
,
免疫組織化学
,
角質層
,
皮膚鏡検査
,
液体窒素
,
真皮乳頭
Keyword:
Administration, Cutaneous
,
Cryosurgery
,
Erythema
,
Hand Dermatoses
,
Immunohistochemistry
,
Dermoscopy
,
Petrolatum
pp.1985-1988
発行日 2016年12月1日
Published Date 2016/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2017129389
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73歳女性。10年前より右手掌拇指指球部に紅斑局面が出現し、近医にてステロイド外用剤を処方されるも改善せず、紹介となった。初診時、右手掌拇指指球部に18×10mm大、境界明瞭、軽度陥凹した楕円形の紅色局面を認め、辺縁には鱗屑が付着し、表面は平滑で一部に光沢を有していた。ダーモスコピー所見および病理組織学的所見より、circumscribed palmar hypokeratosisと診断された。診断後はワセリン外用後に液体窒素凍結療法を2回施行したところ、初診5ヵ月目に略治した。
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