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肘頭に生じた後天性被角線維腫の1例
徳山 道生
1
,
倉繁 祐太
,
太田 多美
,
眞鍋 泰明
,
生駒 憲広
,
馬渕 智生
,
山本 修
1東海大学 医学部専門診療学系皮膚科学
キーワード:
肘頭突起
,
後天性指頭線維性角化腫
Keyword:
Olecranon Process
pp.1470-1471
発行日 2016年8月1日
Published Date 2016/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016373730
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60歳女。右肘頭の皮疹を主訴とした。約2年前に出現した右肘頭の皮疹が徐々に増大し、紹介受診時には同部位に10mm大で表面が角化し、頂上に点状の血痂が付着した常色の有茎性結節を認めた。病理組織学的所見では表皮は肥厚と過角化を伴い、真皮内には膠原線維が増加しており、膠原線維間には毛細血管、線維芽細胞が増生していたが、付属器の成分はなかった。臨床所見と病理組織学的所見より後天性被角線維腫と診断した。
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