症例
骨髄異形成関連の変化を有する急性骨髄性白血病に合併したSweet病の1例
徳山 道生
1
,
倉繁 祐太
,
太田 多美
,
眞鍋 泰明
,
生駒 憲広
,
町田 真一郎
,
安藤 潔
,
馬渕 智生
1東海大学 医学部専門診療学系皮膚科学
キーワード:
骨髄異形成症候群
,
Sweet症候群
,
紅斑
,
骨髄検査
,
白血病-急性骨髄性
Keyword:
Bone Marrow Examination
,
Erythema
,
Myelodysplastic Syndromes
,
Leukemia, Myeloid, Acute
,
Sweet Syndrome
pp.1837-1839
発行日 2016年11月1日
Published Date 2016/11/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2017081149
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56歳男。体幹・両下腿の皮疹を主訴とした。WHO分類第4版に基づき骨髄異形成関連の変化を有する急性骨髄性白血病の診断で臍帯血移植待機中であり、発熱と主訴が出現したため受診した。前胸部と両下腿に3~5cm大で境界不明瞭な軽度浸潤を触れる有痛性紅斑が散在しており、皮膚生検の病理組織学的所見では真皮の全層性に好中球を主体とした炎症細胞浸潤を認め、Sweet病と診断した。生検後は経過観察としたが、2週間後には色素沈着を残すことなく皮疹は消退した。
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