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右大腿に生じたAneurysmal Fibrous Histiocytomaの1例
吉賀 哲郎
1
,
平島 昌生
,
西田 俊博
1労働者健康福祉機構中国労災病院 皮膚科
キーワード:
大腿
,
皮膚疾患-下肢
,
皮膚腫瘍
,
免疫組織化学
,
組織球腫-良性線維性
,
皮膚外科
Keyword:
Immunohistochemistry
,
Leg Dermatoses
,
Skin Neoplasms
,
Thigh
,
Histiocytoma, Benign Fibrous
,
Dermatologic Surgical Procedures
pp.1468-1469
発行日 2016年8月1日
Published Date 2016/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/J01266.2016373729
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39歳男。右大腿の結節を主訴とした。1年前より右大腿に自覚症状や急激な増大を伴わない結節が出現し、初診時には同部位に1.0cm大の褐色の結節を認めた。病理組織学的所見では真皮内には出血やヘモジデリンの沈着を伴い、類円核を有する紡錘形細胞が束状あるいは車軸状配列を示して増生する境界明瞭な充実性腫瘍塊を認め、免疫組織学的所見はCD34、SMA、デスミン陰性であった。病理組織学的所見、免疫組織学的所見よりaneurysmal fibrous histiocytomaと診断して全摘出を行った。術後1年経過時点で明らかな再発は認めていない。
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