特集 偽関節治療のエキスパートを目指そう
感染性偽関節に対するCLAPを併用した治療
圓尾 明弘
1
1兵庫県立はりま姫路総合医療センター 整形外科 整形形成外傷センター
キーワード:
持続局所抗菌薬潅流(continuous local antibiotics perfusion;CLAP)
,
感染性偽関節(septic non-union)
,
骨髄内抗菌薬潅流(intramedullary antibiotic perfusion;iMAP)
Keyword:
持続局所抗菌薬潅流(continuous local antibiotics perfusion;CLAP)
,
感染性偽関節(septic non-union)
,
骨髄内抗菌薬潅流(intramedullary antibiotic perfusion;iMAP)
pp.1287-1294
発行日 2023年11月19日
Published Date 2023/11/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001589
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感染性偽関節は,骨接合後の感染FRI(fracture related infection)で10週以降の比較的早期のものから,数年~数十年の長期に罹病期間があるものまで幅広い。CLAP(continuous local antibiotics perfusion)の介入により,早期の場合は感染の制圧を目指して,偽関節に最適な治療として内固定や骨移植が選択できる。また慢性期の場合は,骨折部を安定化させながら,菌との共存への道を誘導することを目指す。CLAPは術中に潅流の経路を構築することが重要で,手技のコツやピットフォールを解説する。
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