増刊号 形成外科学界未来予想図
5.形成外科領域におけるCLAPへの期待
桒水流 健二
1
,
青木 大地
2
,
政岡 浩輔
2
,
圓尾 明弘
3
1神戸大学医学部附属病院美容外科
2神戸大学大学院医学研究科形成外科学
3兵庫県立はりま姫路総合医療センター整形外科
pp.S76-S79
発行日 2023年6月30日
Published Date 2023/6/30
DOI https://doi.org/10.18916/keisei.2023130024
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Ⅰ 概 要
Continuous local antibiotics perfusion(以下,CLAP)は骨軟部組織の感染巣に対し高濃度の抗菌薬を持続的に局所灌流させる治療概念であり,近年その有用性が報告されている 1)~3)。CLAPには軟部組織の感染巣を治療対象とするintra-soft tissue antibiotics perfusion(以下,iSAP)と,骨髄腔の感染巣を治療対象とするintra-medullary antibiotics perfusion(以下,iMAP)が含まれる。本稿では形成外科領域においてCLAPに期待されることや,CLAP実用化への課題に際して考えられる問題点について考えたい。
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