特集 偽関節治療のエキスパートを目指そう
大腿骨転子下偽関節の治療
王 耀東
1
1東京医科歯科大学大学院整形外傷外科治療開発学講座
キーワード:
大腿骨(femur)
,
偽関節(nonunion)
,
転子下偽関節(subtrochanteric nonunion)
,
手術治療(surgical treatment)
,
非定型骨折(atypical fracture)
Keyword:
大腿骨(femur)
,
偽関節(nonunion)
,
転子下偽関節(subtrochanteric nonunion)
,
手術治療(surgical treatment)
,
非定型骨折(atypical fracture)
pp.1276-1286
発行日 2023年11月19日
Published Date 2023/11/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001588
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
初回手術で偽関節を作らないことが大腿骨転子下偽関節治療の極意である。髄内釘固定法により良好な整復位と強固な固定性を得ることで骨癒合が期待できるが,髄内釘のエントリーポイントを正しく作製することがきわめて重要である。骨折部の生物学的活性が著しく低下した非定型大腿骨転子下骨折の場合には,より精密な手術が求められ,特に偽関節手術においては自家骨移植が推奨されうる。
Copyright © 2023, MEDICAL VIEW CO., LTD. All rights reserved.