発行日 2004年7月20日
Published Date 2004/7/20
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2004274711
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感染性偽関節の治療における病巣の切除範囲の決定,骨欠損再建および軟部組織欠損再建の治療方針,後療法,合併症とその対応策,治療期間短縮のためのオプションについて述べた後,自験20例(男16例・女4例,平均52.5歳)の治療成績を報告した.部位は大腿骨4例,脛骨14例,足関節,上腕骨各1例で,使用創外固定器はIlizarovが14例,Orthofixが3例,Taylor Spatial Frameが2例,Resinが1例であった.再建方法はbone transportが13例,shortening-distractionが3例で,髄内釘を3例に併用した.全例で感染は制圧され,偽関節部の骨癒合が得られた.待機期間は13.1日,延長期間は97.1日,成熟期間は152.5日,装着期間は262.7日,延長量は5.5cmであった.合併症は手術不要が皮膚の嵌頓1例,ワイヤー,ハーフピンの折損3例で,手術を要したのはdocking siteの遷延治癒,軸変位が各2例,後遺症は変形治癒1例,創外固定器抜去後の再骨折が各1例であった
©Nankodo Co., Ltd., 2004