連載 話したくなる 整形外科 人物・用語ものがたり
第7回
「痛風のない日本:Luis Froisが見た世界」
小橋 由紋子
1
1東京歯科大学市川総合病院放射線科
pp.240-241
発行日 2023年2月19日
Published Date 2023/2/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001295
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Luis Frois(ルイス・フロイス)はポルトガル出身の宣教師である。聞き慣れないと思うが,ザビエル来日14年後に日本でキリスト教の布教活動を行った人物である。フロイスは布教活動の傍らで武将の動向や庶民生活の実情,災害や事件といった複数の事柄をきめ細やかに観察したといわれる。多数の著書があるが,特に有名な「日本史(Historia de Japam)」は1583年から執筆が開始され,1595年までフロイスが政治的な事情で住まいを転々としながらも書き続けた日本の戦国時代末期の歴史書である。
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