特集 上肢の麻痺と痛み
近位型頚椎症性筋萎縮症に伴う上肢麻痺と痛み
今城 靖明
1
1山口大学大学院医学系研究科整形外科学
キーワード:
頚椎症性筋萎縮症(cervical spondylotic amyotrophy)
,
中枢運動伝導時間(central motor conduction time;CMCT)
,
複合筋活動電位(compound muscle action potentials;CMAPs)
Keyword:
頚椎症性筋萎縮症(cervical spondylotic amyotrophy)
,
中枢運動伝導時間(central motor conduction time;CMCT)
,
複合筋活動電位(compound muscle action potentials;CMAPs)
pp.487-493
発行日 2022年5月19日
Published Date 2022/5/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000001006
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近位型頚椎症性筋萎縮症は,前根単独,前角単独,もしくはその両者が障害される病態である。C5根障害の有無は肩甲挙筋と大菱形筋に,C6根障害の有無は,円回内筋に針筋電図を行い判断している。CMCT≧6.8 msは皮質脊髄路障害ありと判断し頚椎手術の適応であるが,CMAPs平均健側比30%以上であれば頚椎手術で筋力が改善しやすい。
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