特集 骨粗鬆症性椎体骨折-難治例の診断・治療を中心に-
骨粗鬆症性椎体骨折に対する後方固定術:難治例の診断・治療を中心に
渡邊 慶
1
1新潟大学医歯学総合病院整形外科
キーワード:
骨粗鬆症性椎体骨折(osteoporotic vertebral fracture;OVF)
,
後方固定術(posterior spinal fusion;PSF)
,
椎体形成術(vertebroplasty;VP)
Keyword:
骨粗鬆症性椎体骨折(osteoporotic vertebral fracture;OVF)
,
後方固定術(posterior spinal fusion;PSF)
,
椎体形成術(vertebroplasty;VP)
pp.535-540
発行日 2021年5月19日
Published Date 2021/5/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000638
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多様な受傷形態をきたす骨粗鬆症性椎体骨折(osteoporotic vertebral fracture;OVA)に対しては,各術式の特徴を理解したうえで十分な固定性を獲得しつつより侵襲を小さくする柔軟な術式選択が重要である。椎体形成併用後方固定術は,アライメント矯正には限界があるものの低侵襲かつ安定した成績が期待できる基本手術である。本稿では,各病態に応じたフック,椎弓下テーピングの使用など本術式の要点とピットフォールについて概説する。
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