特集 骨粗鬆症性椎体骨折-難治例の診断・治療を中心に-
骨粗鬆症性椎体骨折に対するBKP治療-難治例への応用とピットフォール
高橋 真治
1
,
寺井 秀富
1
,
星野 雅俊
1
,
大山 翔一朗
2
,
堀 悠介
1
,
中村 博亮
1
1大阪市立大学大学院医学研究科整形外科学教室
2西宮渡辺病院整形外科
キーワード:
椎体形成術(balloon kyphoplasty;BKP)
,
骨粗鬆症(osteoporosis)
,
適応(surgical indication)
Keyword:
椎体形成術(balloon kyphoplasty;BKP)
,
骨粗鬆症(osteoporosis)
,
適応(surgical indication)
pp.529-534
発行日 2021年5月19日
Published Date 2021/5/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000637
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Balloon kyphoplasty(BKP)は,骨粗鬆症性椎体骨折(osteoporotic vertebral fracture;OVF)に対してよく行われる手技ではあるが,BKPが適応となる骨折型にはまだまだ議論の余地がある。患者の全身状態やOVFが多発している場合など後方固定を選択しにくい状況もあるが,その場合にBKPでどこまで対応可能かは未知な部分も多い。本稿ではBKPがどういった症例に有用なのか,筆者らの過去のデータを示しながら具体例を論じている。本稿を参考にしていただき今後の診療に役立てていただきたい。
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