特集 骨粗鬆症性椎体骨折-難治例の診断・治療を中心に-
急性期骨粗鬆症性椎体骨折の診断-難治例の予測も含めて
寺井 秀富
1
,
高橋 真治
1
,
星野 雅俊
1
,
藪 晋人
1
,
中村 博亮
1
1大阪市立大学大学院医学研究科整形外科学
キーワード:
骨粗鬆症性椎体骨折(osteoporotic vertebral fracture;OVF)
,
難治例(conservative treatment failure)
,
診断(diagnosis)
Keyword:
骨粗鬆症性椎体骨折(osteoporotic vertebral fracture;OVF)
,
難治例(conservative treatment failure)
,
診断(diagnosis)
pp.482-488
発行日 2021年5月19日
Published Date 2021/5/19
DOI https://doi.org/10.18885/JJS.0000000631
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診断の目的は大きく2つであり,1つは骨粗鬆症治療に重要な形態骨折を判別すること,もう1つは骨折治療が必要な臨床骨折を判別することである。「疼痛持続・ADL(activities of daily living)低下」や単純X線で「強い椎体圧壊やクレフト」がみられた患者にはMRIを撮像し精度の高い予後予測を行うべきであり,予後不良が予見される患者には慎重な経過観察を施さなくてはならない。
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