特集 症候別画像診断プロトコル
ナビゲーション・実体モデル画像 骨関節CT[CT] CTによる関節形成術の術前計画
林 大輝
1
,
羽山 哲生
,
福田 国彦
1東京慈恵会医科大学 整形外科学講座
キーワード:
術前評価
,
X線CT
,
変形性股関節症
,
股関節置換術
,
膝関節置換術
,
変形性膝関節症
Keyword:
Tomography, X-Ray Computed
,
Osteoarthritis, Hip
,
Arthroplasty, Replacement, Hip
,
Arthroplasty, Replacement, Knee
,
Osteoarthritis, Knee
pp.149-153
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/J01843.2019184043
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人工股関節全置換術(total hip arthroplasty; THA)の術前計画では,インプラントの設置角 度,脚長,オフセット,切除すべき骨棘の有無, 骨移植の要否などを検討する。しかし,THAの 適応となる症例の変形は高度で,二次元画像の みでは,大腿骨の回旋や骨盤の前後傾を正確に 評価することは困難である。また,股関節は球 関節であるため可動範囲が広い。関節の安定と 良好な可動域を得るには,寛骨臼側と大腿骨側 のインプラントの三次元的に正確な設置が重要 である。三次元的な術前計画により,インプラ ントの選択や,適正な設置角度の予測が可能で, さらにはインプラント設置時の脚長,オフセッ ト補正の確認も可能である。本稿では,THAの 三次元術前計画ソフトウェアZedHipⓇ(LEXI社) を用いた術前プランニングにつき概説する。
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