経験と考察
CTベースナビゲーション使用法と従来法における脛骨コンポーネント設置回旋位の比較
三橋 祥太
1
,
赤松 泰
,
熊谷 研
,
小林 秀郎
,
草山 嘉洋
,
齋藤 知行
1横浜市立大学 整形外科
キーワード:
脛骨
,
骨ワイヤー
,
人工膝関節
,
X線CT
,
治療成績
,
ランダム化比較試験
,
膝関節置換術
,
変形性膝関節症
,
コンピュータ支援手術
Keyword:
Bone Wires
,
Knee Prosthesis
,
Tibia
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Treatment Outcome
,
Arthroplasty, Replacement, Knee
,
Surgery, Computer-Assisted
,
Osteoarthritis, Knee
pp.118-122
発行日 2016年2月1日
Published Date 2016/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2016165680
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当院の変形性膝関節症患者40例を対象に、CTベースナビゲーションを使用してTKAを施行した20例(ナビ群)と従来型TKAを施行した20例(非ナビ群)に分け、脛骨コンポーネント設置回旋位を比較検討した。その結果、脛骨コンポーネントの回旋設置角が±7°以内の良好例はナビ群で17例、非ナビ群で8例であった。一方、±7°以上の不良例はナビ群で3例、非ナビ群で12例であった。ナビ群は非ナビ群と比較して不良例が有意に減少し、その有用性が確認された。
©Nankodo Co., Ltd., 2016