特集 レジデントはどの治療法を選択すればよいのか-日常よく遭遇する疾患-
外傷 アキレス腱断裂
谷口 晃
1
,
田中 康仁
1奈良県立医科大学 整形外科学
キーワード:
運動療法
,
ギプス包帯
,
超音波診断
,
X線CT
,
縫合法
,
治療成績
,
拡散MRI
,
アキレス腱断裂
Keyword:
Casts, Surgical
,
Exercise Therapy
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Suture Techniques
,
Ultrasonography
,
Treatment Outcome
,
Diffusion Magnetic Resonance Imaging
pp.167-171
発行日 2019年10月1日
Published Date 2019/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2020051789
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アキレス腱断裂は日常診療で遭遇することの多い外傷で,好発年齢として30~40歳代と50歳以上の二峰性にピークをもつ。治療法として,近年保存療法が選択されることが多くなってきた。早期運動療法を併用することにより治療成績は向上しているが,保存療法に精通した専門医による厳格な管理が必要である。手術療法は古典的な端々縫合から,初期強度に優れたlocking loop法やcross-stitch法,あるいは専用のデバイスを用いた経皮縫合法などが開発されており,早期運動療法と併用することにより良好な成績が期待できる。
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