臨床室
重度アキレス腱付着部症に対してsuture bridge法を用いて付着部再建術を行った2例
曾根 由人
1
,
熊井 司
,
塩田 悠介
,
野口 幸志
,
富和 清訓
,
松田 剛典
,
谷口 晃
,
田中 康仁
1奈良県立医科大学 整形外科
キーワード:
X線診断
,
アキレス腱
,
ギプス包帯
,
腱損傷
,
MRI
,
縫合法
,
骨棘
,
スーチャーアンカー
,
靴型装具
,
腱-骨付着部
Keyword:
Achilles Tendon
,
Casts, Surgical
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Radiography
,
Suture Techniques
,
Tendon Injuries
,
Suture Anchors
,
Osteophyte
pp.38-41
発行日 2015年1月1日
Published Date 2015/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2015150427
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症例1:40歳男。4年前よりランニングを始め、2年前より長時間歩行時に右優位の両アキレス腱付着部の疼痛が出現するようになった。症例2:72歳女。1年前より左踵部後面痛が出現し、徐々に増悪した。いずれもX線所見よりアキレス腱付着部症と診断し、保存的治療を行うも改善ないため、Achilles SpeedBridgeによる付着部再建術を症例1は右足、症例2は左足に施行した。各々術後半年、術後4ヵ月の現在、疼痛なくジョギングや歩行が可能である。
©Nankodo Co., Ltd., 2015