特集 レジデントにとって必要な運動器疾患の診断法-Tips and Essence-
治療方針決定に必要な診断法 青壮年・中高年期の代表的疾患 脊椎 頸椎変性疾患 頸椎症性頸髄症と頸椎症性神経根症の診断と治療
松山 幸弘
1
1浜松医科大学 整形外科学
キーワード:
X線診断
,
運動療法
,
感覚障害
,
MRI
,
神経根症
,
脊椎固定術
,
X線CT
,
反射
,
筋力低下
,
外科的減圧
,
三次元イメージング
,
頸椎症性脊髄症
,
椎弓形成術
Keyword:
Exercise Therapy
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Reflex
,
Radiography
,
Radiculopathy
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Spinal Fusion
,
Sensation Disorders
,
Muscle Weakness
,
Decompression, Surgical
,
Imaging, Three-Dimensional
,
Laminoplasty
pp.102-106
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2019184078
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肩甲部や上肢へ放散する痛み、しびれを呈するのが頸椎症性神経根症である。また、箸を落とす、ボタン装着の困難さ、さらには階段昇降の困難さが出現する脊髄圧迫症状を伴ったものを頸椎症性脊髄症と診断する。神経根症なのか頸髄症なのか、高位診断をするうえで最も大切なのは、上肢と下肢の深部腱反射をみることである。
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