特集 レジデントにとって必要な運動器疾患の診断法-Tips and Essence-
治療方針決定に必要な診断法 成長期の代表的疾患 脊椎
手束 文威
1
,
西良 浩一
1徳島大学 大学院医歯薬学研究部運動機能外科学(整形外科)
キーワード:
X線診断
,
運動療法
,
骨ネイル
,
骨発育
,
MRI
,
脊椎骨折
,
脊椎固定術
,
脊椎すべり症
,
脊椎分離症
,
X線CT
,
放射線衛生
,
腰椎
,
骨折治癒
,
Salter-Harris骨折
,
スポーツ復帰
,
胸腰仙椎装具
Keyword:
Salter-Harris Fractures
,
Return to Sport
,
Bone Development
,
Bone Nails
,
Exercise Therapy
,
Lumbar Vertebrae
,
Magnetic Resonance Imaging
,
Radiologic Health
,
Radiography
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Spinal Fusion
,
Spondylolisthesis
,
Spondylolysis
,
Spinal Fractures
,
Fracture Healing
pp.75-83
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2019184076
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本稿では、成長期にみられる腰椎分離症、腰椎分離すべり症、腰椎骨端輪骨折について概説する。腰椎分離症は疲労骨折と考えられており、腰椎CT・MRI検査が早期診断に有用である。腰椎分離すべり症は、骨年齢の未成熟な時期に分離症を生じた場合、すべりが悪化するリスクが高いため注意が必要である。腰椎骨端輪骨折は、腰椎MRI所見のみでは腰椎椎間板ヘルニアとの鑑別が難しく、正確な診断には腰椎CT検査を要する。
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