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第6章 代謝系に作用する薬剤
[骨・カルシウム代謝薬]
活性型ビタミンD3製剤,カルシウム製剤
八十田 明宏
1
1国立病院機構京都医療センター 内分泌・代謝内科
pp.921-925
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika131_921
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・活性型ビタミンD3はカルシウム・リン代謝を調節する「ホルモン」であり,その作用を利用して,低カルシウム血症や骨の石灰化障害に使用する.
・主に活性型ビタミンD3製剤を使用し,カルシウム製剤は補助的に用いる.
・活性型ビタミンD3製剤によるカルシウム代謝環境の整備は,ビスホスホネート製剤などの骨粗鬆症治療薬が効果を発揮するためにも必要である.
・副作用として高カルシウム血症や,高カルシウム尿症による尿路結石がある.
© Nankodo Co., Ltd., 2023