特集 “思春期内科”―大人でも子どもでもない患者を診る
[鼎談]
子どもは小さな大人であり,大人は大きな子どもである
國松 淳和
1
,
早川 格
2
,
尾久 守侑
3
1南多摩病院総合内科・膠原病内科
2国立成育医療研究センター 神経内科
3国立病院機構 下総精神医療センター
pp.467-475
発行日 2023年3月1日
Published Date 2023/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika131_467
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國松 本特集のテーマは,私の造語ですが,“思春期内科” としました.この場合の「内科」は,成人内科という意味を当然含めているのですが,思春期という年齢帯を仮に中学生・高校生,つまり13~18歳くらいまでの患者さんとすると,心理面でも,フィジカルの面でも,ソーシャルな面でも,「大人でも子どもでもない」というゾーンだと思います.診療面でさまざまな問題が出てくるため,より難しいと痛感しています.
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