What's your diagnosis?[154]
子どもは知恵熱,大人も知恵熱……?
孫 瑜
1
,
小田垣 孝雄
1
,
桂 敏明
1
,
後藤 雅史
1
,
小山 弘
1
1国立病院機構京都医療センター総合内科
pp.897-900
発行日 2015年10月15日
Published Date 2015/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200351
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病歴
患者:20歳台,女性.
主訴:発熱,咳嗽.
現病歴:気分障害で精神科通院中.3週間ほど前より咳嗽があり,2週間前に近医受診し内服薬を処方された.10日ほど前から一過性に掻痒を伴い全身が赤くなり,褐色尿が生じた.4日前に他院で肝障害を認め入院となった.その頃から発熱が出現,肝障害が進行したため当院消化器内科に転院,次いで総合内科に転科となった.
既往歴: 小児喘息,アトピー性皮膚炎,気分障害.
内服薬
・精神科からの処方薬(本人によると最近の変化はない):炭酸リチウム,バルプロ酸,カルバマゼピン,オランザピン,メチルフェニデート.
・2週間前の近医からの処方薬(すべて前医入院後中止):リゾチーム塩酸塩,メトキシフェナミン,シプロヘプタジン,トラネキサム酸,ガレノキサシン,カルボシステイン,ファモチジン,イトプリド.
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