特集 意外と知られていない⁉ 自科の常識・他科の非常識
第6章：肝・胆・膵
脂肪肝診断では，高度線維化を伴う症例の拾い上げが重要である
石破 博
1
,
角田 圭雄
2
1大阪鉄道病院消化器内科
2愛知医科大学肝胆膵内科
キーワード：
非アルコール性脂肪肝疾患（NAFLD）
,
肝線維化
,
非侵襲的肝線維化評価法
Keyword:
非アルコール性脂肪肝疾患（NAFLD）
,
肝線維化
,
非侵襲的肝線維化評価法
pp.543-546
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika128_543
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非アルコール性脂肪肝疾患（non-alcoholic fatty liver disease：NAFLD）は，肝障害を伴わない単純性脂肪肝から非アルコール性脂肪肝炎（non-alcoholic steatohepatitis：NASH），肝硬変と広範なスペクトラムを有する疾患群である．肥満人口や2型糖尿病患者の増加に伴い，全世界でその有病率は増加し，慢性肝疾患のなかで最多となっている．
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