特集 易感染患者のマネジメント―“免疫不全” で思考停止にならない
基礎疾患と感染症
膠原病
村中 清春
1
1諏訪中央病院総合診療科/リウマチ膠原病内科/感染症科
キーワード:
ステロイド
,
cyclophosphamide
,
生物学的製剤
,
ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬
,
細胞性免疫障害
,
予防接種
,
結核
,
B型肝炎ウイルス(HBV)
,
C型肝炎ウイルス(HCV)
,
ニューモシスチス肺炎(PCP)
Keyword:
ステロイド
,
cyclophosphamide
,
生物学的製剤
,
ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬
,
細胞性免疫障害
,
予防接種
,
結核
,
B型肝炎ウイルス(HBV)
,
C型肝炎ウイルス(HCV)
,
ニューモシスチス肺炎(PCP)
pp.215-221
発行日 2019年2月1日
Published Date 2019/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika123_215
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Summary
▪予防できる感染症を予防する.
▪特殊な微生物を想定し,可能な限り検体を採取する.
▪リウマチ性疾患のなかで,とくに易感染性を意識するべき疾患は炎症性筋疾患と血管炎(多発血管炎性肉芽腫症)である.
▪リウマチ性疾患治療薬で,とくに易感染性を意識する薬剤はステロイドとcyclophosphamideである.
▪抗IL-6受容体抗体は感染症があっても,CRPおよび赤沈が偽陰性となりうる.
▪JAK阻害薬は他のリウマチ性疾患治療薬に比べて帯状疱疹が多い.
▪リウマチ性疾患(とくに生物学的製剤使用時)ではHBV,結核のスクリーニングを行う.
© Nankodo Co., Ltd., 2019