特集 変貌する感染症
【トピックス】
悪性腫瘍を起こす微生物
松永 直久
1
1東京医科大学病院感染制御部
キーワード:
ヒトパピローマウイルス(HPV)
,
C型肝炎ウイルス(HCV)
,
B型肝炎ウイルス(HBV)
,
ピロリ菌(Helicobacter pylori)
,
Epstein-Barr virus(EBV)
,
human T-lymphotropic virus-1(HTLV-1)
,
human herpes virus-8(HHV-8)
,
肝吸虫
Keyword:
ヒトパピローマウイルス(HPV)
,
C型肝炎ウイルス(HCV)
,
B型肝炎ウイルス(HBV)
,
ピロリ菌(Helicobacter pylori)
,
Epstein-Barr virus(EBV)
,
human T-lymphotropic virus-1(HTLV-1)
,
human herpes virus-8(HHV-8)
,
肝吸虫
pp.584-587
発行日 2008年7月15日
Published Date 2008/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101463
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悪性腫瘍を起こす微生物としては,肝臓癌を起こすC型肝炎ウイルス(hepatitis C virus:HCV),B型肝炎ウイルス(hepatitis B virus:HBV),胃癌を起こすピロリ菌(Helicobacter pylori:H. pylori)が一般内科医にとって身近な存在として挙げられる1)(表1).しかし,子宮頸癌とその原因ウイルスであるヒトパピローマウイルス(human papilloma virus:HPV)についても,一般内科医としてはぜひ頭にとどめておきたい.定期的な子宮頸部細胞診を行うことで予防可能であるからだ(One more JIM→p596参照).
上記の微生物を中心に,Epstein-Barr virus(EBV),human T-cell lymphotrophic virus-1(HTLV-1),human herpes virus-8(HHV-8),肝吸虫についても簡単に触れる.
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