連載 遺族の声を臨床に活かす ~J-HOPE4研究(多施設遺族調査)からの学び~ 【2】
リハビリテーション
付帯研究22 緩和ケア病棟でのリハビリテーションが終末期がん患者に与える影響
宮下 光令
1
,
長谷川 貴昭
2
Mitsunori MIYASHITA
1
,
Takaaki HASEGAWA
2
1東北大学大学院医学系研究科保健学専攻緩和ケア看護学分野
2名古屋市立大学病院緩和ケアセンター
pp.735-737
発行日 2021年11月1日
Published Date 2021/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango26_735
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はじめに
わが国の多くの緩和ケア病棟で理学療法士,作業療法士などの専門職によるリハビリテーション(以下,リハ)が実施されている.緩和ケア病棟におけるリハの役割は,単なる日常生活機能の保持や向上だけではなく,生きる意味や患者本人の主観的なQOLに貢献すると考えられてきた.しかし,緩和ケア病棟においては入院期間が短く,患者の状態の変化が激しいことなどから,あまり定量的な評価がなされてこなかった.
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