第Ⅲ章 各論:がん治療とエビデンス 苦痛緩和の治療のエビデンス
輸液療法 ~終末期のがん患者に向けて~
二村 昭彦
1
,
東口 髙志
2
1藤田医科大学七栗記念病院薬剤課
2藤田医科大学医学部外科・緩和医療学講座
pp.166-169
発行日 2019年2月25日
Published Date 2019/2/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_kango24_166
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終末期がん患者にどのくらいの輸液をどのタイミングで施行するかは,日常的に要求される臨床的決断であるにもかかわらず,根拠となる実証研究は限られている.本稿では,「輸液がQOL(quality of life)の維持に有効か」という観点から得られている知見を要約する.
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