発行日 2005年5月20日
Published Date 2005/5/20
DOI https://doi.org/10.15106/J03022.2005185415
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治療が困難であった終末期食道癌患者(70歳男性)に対し,プライマリーナースを中心に指導や調整を行い,短期間で自宅療養への移行が行えた事例を報告した.プライマリーナースは患者と家族の在宅の希望を尊重し,病棟カンファレンスを活用して必要な退院指導の検討を行った.医療の継続性を考え,呼吸困難時の酸素投与や気道浄化のための吸引など,苦痛の軽減のために必要な最低限のケアを,キーパーソンである妻には日常生活のケアを中心に,また息子には手技的にややむずかしいものを指導した
©Nankodo Co., Ltd., 2005