Japanese
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特集 術前画像診断―どう読んで,どう備えるか?
II. 各論
3. 大腸
1)大腸癌手術における術前3D-CTの有用性
Utility of preoperative 3D-CT in colorectal cancer surgery
加藤 岳晴
1
,
金光 幸秀
1
,
永田 洋士
1
,
髙見澤 康之
1
,
森谷 弘乃介
1
,
三宅 基隆
1
,
塚本 俊輔
1
T. Kato
1
,
Y. Kanemitsu
1
,
H. Nagata
1
,
Y. Takamizawa
1
,
K. Moritani
1
,
M. Miyake
1
,
S. Tsukamoto
1
1国立がん研究センター中央病院
キーワード:
3D-CT
,
CTC
,
CTA
,
大腸癌
Keyword:
3D-CT
,
CTC
,
CTA
,
大腸癌
pp.997-1002
発行日 2024年8月1日
Published Date 2024/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_997
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大腸癌治療における低侵襲手術の普及に伴い,腫瘍の局在診断や栄養血管の術前評価が重要になっている.CT colonography(CTC)を使用することで大腸の全体像と腫瘍の正確な位置を容易に把握でき,造影剤を併用することでCT angiography(CTA)と融合した画像から血管解剖や腫瘍の栄養血管を視覚的に理解することが可能となり,手術シミュレーションに用いることができる.加えて,深達度診断や壁外静脈侵襲の診断も可能となり,一つの画像データから多くの情報を得られるため,多時相撮影による造影CTCは大腸癌の術前検査において有用である.
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