Japanese
English
特集 Innovativeな大腸癌診断・治療
1.MRIによるリンパ節診断
High resolution MR imaging for lateral lymph node metastasis in rectal cancer
森谷 弘乃介
1
,
金光 幸秀
1
,
高見澤 康之
1
,
坂本 良平
1
,
塚本 俊輔
1
,
志田 大
1
K. Moritani
1
,
Y. Kanemitsu
1
,
Y. Takamizawa
1
,
R. Sakamoto
1
,
S. Tsukamoto
1
,
D. Shida
1
1国立がん研究センター中央病院大腸外科
キーワード:
直腸癌
,
MRI
,
側方リンパ節
,
リンパ節転移
Keyword:
直腸癌
,
MRI
,
側方リンパ節
,
リンパ節転移
pp.1005-1013
発行日 2019年9月1日
Published Date 2019/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_1005
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本邦における下部進行直腸癌に対する標準治療は全直腸間膜切除(TME)+両側側方郭清であるが,術前に側方リンパ節転移を診断・予測することは,過不足ないリンパ節郭清には不可欠である.MRI画像は優れた組織コントラストと高分解能を有し,特にHR-MRIはより詳細な画像を得ることができ,直腸癌の術前診断における有用性が確立されつつある.本稿では直腸癌の側方リンパ節転移診断に有用なHR-MRI所見や実際の画像について解説し,MRIによる直腸癌の側方リンパ節診断についてまとめた.
© Nankodo Co., Ltd., 2019