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特集 術前画像診断―どう読んで,どう備えるか?
II. 各論
2. 胃
2)低侵襲上部胃癌手術における術前画像診断の有用性
The usefulness of preoperative imaging diagnosis in minimally invasive surgery for upper gastric cancer
小濵 和貴
1
K. Obama
1
1京都大学消化管外科
キーワード:
上部胃癌
,
低侵襲手術
,
画像診断
Keyword:
上部胃癌
,
低侵襲手術
,
画像診断
pp.990-996
発行日 2024年8月1日
Published Date 2024/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_990
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上部胃癌,特に進行胃癌に対する低侵襲手術を計画するにあたって,術前画像を丁寧に評価し,切除範囲や郭清範囲の設定やシミュレーションを行うことは非常に重要である.食道裂孔ヘルニアを認める場合の手術デザイン,膵浸潤が疑われる場合の術前画像評価,大彎に浸潤する上部胃癌脾門郭清や残胃癌に対する空腸間膜リンパ節郭清を安全に施行するための3-D血管再構築画像の有用性など,低侵襲上部胃癌手術において課題となるトピックを実際の症例に基づいて解説した.
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