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特集 イメージング・ナビゲーション技術の現状と未来
II. 上部消化管
3.胃癌に対する脾門部郭清における術前3D-CTを用いたナビゲーション手術
Navigation surgery using 3D-CT reconstruction images to perform splenic hilar lymphadenectomy for treating gastric cancer
木下 敬弘
1
,
由良 昌大
1
,
吉田 弥正
1
T. Kinoshita
1
,
M. Yura
1
,
M. Yoshida
1
1国立がん研究センター東病院胃外科
キーワード:
胃癌
,
脾門部郭清
,
ナビゲーション手術
Keyword:
胃癌
,
脾門部郭清
,
ナビゲーション手術
pp.32-36
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_32
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胃癌治療ガイドライン第6版では,胃上部進行癌のうち大彎浸潤例において,脾門部郭清(±脾摘)を施行することが推奨されている.脾門部の解剖は血管分岐や膵尾部の形状など個体差が大きいため,3D-CT解剖構築像が有用である.近年は低侵襲手術の拡大視像のもと,さらに精密な手術が可能となった.3D-CTによるナビゲーションのもとに定型的な手術ステップをふめば,再現性もって安全な郭清を行うことができる.
© Nankodo Co., Ltd., 2024