Japanese
English
特集 イメージング・ナビゲーション技術の現状と未来
III. 下部消化管
1.ホログラム手術支援による大腸外科イメージング・ナビゲーション―仮想現実(VR),拡張現実(AR),複合現実(MR),extended reality (XR),metaverse
Hologram assisted colorectal surgery:virtual reality (VR), augmented reality (AR), mixed reality (MR), extended reality (XR), and the metaverse
杉本 真樹
1
,
末吉 巧弥
1
M. Sugimoto
1
,
T. Sueyoshi
1
1帝京大学
キーワード:
ホログラム手術支援
,
extended reality(XR)
,
Holoeyes
,
プログラム医療機器(SaMD)
Keyword:
ホログラム手術支援
,
extended reality(XR)
,
Holoeyes
,
プログラム医療機器(SaMD)
pp.37-45
発行日 2024年1月1日
Published Date 2024/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka86_37
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
大腸外科におけるイメージング・ナビゲーションの現状と新技術について解説する.CTやMRIによる高精度の3D画像は,手術の計画やシミュレーションにおいて革新的な寄与をしている.さらに仮想現実(VR),拡張現実(AR),複合現実(MR),extended reality(XR),ホログラム手術支援も利用され,これらの技術により,外科医が手術の手技プロセスを仮想空間で詳細に練習し,手術の精度と効率性を向上させる可能性がある.特に,腹腔鏡やロボット支援手術の制約を補完するうえで,これらの技術は有益である.メタバースにおけるXR技術の利用は,外科医が遠隔地での手技の共有や仮想臓器モデルでの手術シミュレーションを可能にする.OsiriX MDやHoloeyes MDなどの市販のイメージングプログラム医療機器(SaMD)の普及と人工知能(AI)医療機器の進展は,自動解析の精度を向上させ,医療の質の向上とアクセスの平等性の向上に寄与すると期待されている.
© Nankodo Co., Ltd., 2024