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特集 肝胆膵外科手術における術中トラブルシューティング
III. 膵臓・脾臓
4．膵癌に対する膵切除術における術中膵断端陽性時の対処法
Additional pancreatic resection for pancreatic cancer with positive surgical margin in the intraoperative pathological diagnosis
須藤 広誠
1
,
松川 浩之
1
,
安藤 恭久
1
,
大島 稔
1
,
伊吹 英美
1
,
岡野 圭一
1
H. Suto
1
,
H. Matsukawa
1
,
Y. Ando
1
,
M. Oshima
1
,
E. Ibuki
1
,
K. Okano
1
1香川大学
キーワード：
膵癌
,
膵断端
,
迅速診断
,
追加切除
Keyword:
膵癌
,
膵断端
,
迅速診断
,
追加切除
pp.937-943
発行日 2023年7月1日
Published Date 2023/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_937
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術中迅速診断で膵断端に膵上皮内腫瘍性病変（PanIN）を認めた場合は症例に応じた判断が必要となる．近年の膵癌に対する術前治療の標準化により，画像上の進展予測範囲と実際の病変範囲は一致しないことも多く，術中迅速診断においても腫瘍性変化による細胞異型と術前治療による変化との鑑別がむずかしい症例も存在する．術中迅速診断結果に応じた追加切除手技の習得と膵断端処理法に加え，知識の整理と症例に応じた適切な対応が必要とされる．
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