Japanese
English
特集 膵癌治療の最前線
I. 総論
2.膵癌の術前画像検査
Preoperative diagnostic imaging for pancreatic ductal adenocarcinoma
岡野 圭一
1
,
松川 浩之
1
,
安藤 恭久
1
,
須藤 広誠
1
,
大島 稔
1
,
佐野村 隆行
1
,
鎌田 英紀
1
,
鈴木 康之
1
K. Okano
1
,
H. Matsukawa
1
,
Y. Ando
1
,
H. Suto
1
,
M. Oshima
1
,
T. Sanomura
1
,
H. Kamada
1
,
Y. Suzuki
1
1香川大学
キーワード:
浸潤性膵管癌
,
切除可能性分類
,
造影MDCT
,
画像診断
Keyword:
浸潤性膵管癌
,
切除可能性分類
,
造影MDCT
,
画像診断
pp.902-908
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_902
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膵癌治療はNational Comprehensive Cancer Network(NCCN)ガイドラインや膵癌取扱い規約における切除可能性分類により方針が明確となり,大きな進歩を遂げている.治療法選択においてもっとも重要となるのは術前画像診断である.膵癌診療ガイドライン2019により各種の画像診断法の特徴と役割が明確化され,その基本となるのは造影MDCTである.しかしながら,評価項目によってはMRI,超音波内視鏡(EUS),PETが有用であり,その特徴を理解して適切な診断法を組み合わせることが重要になる.本稿ではこれらの画像診断に関して実際の画像を示して概説する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020