Japanese
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特集 外科手術と感染症
II. 各論
3. 肝胆膵外科
1)術前閉塞性黄疸・胆管炎への対応
Preoperative management of obstructive jaundice and cholangitis
澤田 雄
1
,
松山 隆生
1
,
木下 颯花
1
,
藪下 泰宏
1
,
本間 祐樹
1
,
遠藤 格
1
Y. Sawada
1
,
R. Matsuyama
1
,
S. Kinoshita
1
,
Y. Yabushita
1
,
Y. Homma
1
,
I. Endo
1
1横浜市立大学消化器・腫瘍外科
キーワード:
閉塞性黄疸
,
胆管炎
,
胆道ドレナージ
Keyword:
閉塞性黄疸
,
胆管炎
,
胆道ドレナージ
pp.540-545
発行日 2023年4月25日
Published Date 2023/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_540
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閉塞性黄疸患者は,胆管炎を併発した場合,急激に重篤化する場合があり,常に重症度評価,すみやかな胆道ドレナージを念頭においた診療を行う.術前ドレナージは,内視鏡的ドレナージが第一選択となるため,ドレナージ法については,消化器内科と密な協議を行う必要がある.また術前胆管炎は,術後合併症との関連も示唆されることから,胆汁監視培養や抗菌薬治療に起因するdysbiosisに対するシンバイオティクス療法による腸管免疫増強といった感染対策も重要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2023