Japanese
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特集 消化管癌機能温存手術のすべて
II. 各論
2. 胃
2)早期胃癌に対する幽門保存胃切除術
Pylorus preserving gastrectomy for early gastric cancer
櫻本 信一
1
,
江原 玄
1
,
鳥海 哲郎
1
,
久岡 和彦
1
,
高畠 和也
1
,
椙田 浩文
1
,
李 世翼
1
,
宮脇 豊
1
,
佐藤 弘
1
S. Sakuramoto
1
,
G. Ebara
1
,
T. Toriumi
1
,
K. Hisaoka
1
,
K. Takabatake
1
,
H. Sugita
1
,
S. Lee
1
,
Y. Miyawaki
1
,
H. Sato
1
1埼玉医科大学国際医療センター消化器外科
キーワード:
早期胃癌
,
幽門保存胃切除術
,
機能温存手術
,
幽門下動静脈温存
Keyword:
早期胃癌
,
幽門保存胃切除術
,
機能温存手術
,
幽門下動静脈温存
pp.39-46
発行日 2023年1月1日
Published Date 2023/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka85_39
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幽門保存胃切除術は,胃潰瘍に対して考案された1)縮小手術であるが,早期胃癌に対する機能温存手術2)として近年実施されている.幽門輪の括約筋機能を温存して食物貯留能を維持することにより,術後ダンピング症状をはじめとした種々の愁訴を軽減することが目的である.本稿では,幽門下動静脈,迷走神経幽門枝・腹腔枝を温存した腹腔鏡下幽門保存胃切除術3)(laparoscopic pylorus preserving gastrectomy:LPPG)の手技を概説する.
© Nankodo Co., Ltd., 2023