Japanese
English
臨床報告・1
十二指腸球部に嵌入した早期胃癌に対し幽門保存胃切除術を行った1例
A resected case by pylorus-preserving gastrectomy for early gastric cancer prolapsed into the duodenal bulb
久留宮 康浩
1
,
寺崎 正起
1
,
岡本 恭和
1
,
坂本 英至
1
,
浅羽 雄太郎
1
,
夏目 誠治
1
Yasuhiro KURUMIYA
1
1静岡済生会総合病院外科
キーワード:
十二指腸球部嵌入
,
早期胃癌
,
幽門保存胃切除術
Keyword:
十二指腸球部嵌入
,
早期胃癌
,
幽門保存胃切除術
pp.1421-1424
発行日 2001年10月20日
Published Date 2001/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407905339
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はじめに
胃の悪性隆起性病変が十二指腸球部に嵌入した本邦報告は82例で,比較的稀である.今回,筆者らはこの十二指腸球部に嵌入した胃体上部の早期胃癌の1例を経験した.本症例に対し幽門保存胃切除1〜3)を行い,術後は順調に経過した.十二指腸球部に嵌入した胃癌症例の特徴を文献的に明らかにし,この手術が妥当であったか考察を加え,報告する.
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