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特集 消化器疾患に対する機能温存・再建手術
I. 上部消化管領域
7. 幽門保存胃切除による機能温存
Pylorus preserving gastrectomy for saving gastric function
森田 信司
1
S. Morita
1
1国立がん研究センター中央病院胃外科
キーワード:
幽門保存胃切除術
,
うっ滞
,
幽門下動静脈
Keyword:
幽門保存胃切除術
,
うっ滞
,
幽門下動静脈
pp.430-433
発行日 2019年4月25日
Published Date 2019/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_430
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近年,わが国では罹患率の高い胃癌において,長期予後が良好な早期症例の割合が増加している.2017年がんの統計で臨床病期分布別の症例数でみると,全症例に対するStageⅠ胃癌の割合が63%を占めている.健診や人間ドックの普及により予防医学が充実し,腫瘍がより早期に発見可能となった現代では,切除範囲の縮小や臓器能の温存を目的として,低侵襲・機能温存縮小手術の開発・改良がすすんでいる.
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