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特集 原発性肝癌診療ガイドラインを読み解く
I. 肝癌診療ガイドライン第5版
6.肝細胞癌に対する肝動脈化学塞栓療法
Transarterial chemoembolozation (TACE) for hepatocellular carcinoma
小林 聡
1
S. Kobayashi
1
1金沢大学大学院医薬保健学総合研究科量子医療技術学講座
キーワード:
肝動脈化学塞栓療法
,
分子標的治療
,
TACE不応
,
TACE不適
Keyword:
肝動脈化学塞栓療法
,
分子標的治療
,
TACE不応
,
TACE不適
pp.945-948
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_945
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肝動脈化学塞栓療法(TACE)に関しては,前版である肝癌診療ガイドライン第4版で採用されていた6項目のクリニカルクエスチョン(CQ)のうち,現状に即さない1個のCQが廃止され,残る5個のCQが今回の版にそのまま引き継がれた.今回の改訂における大きな変更点は,無増悪期間の延長がみられたことから,塞栓療法と分子標的治療薬の併用療法に関する推奨が前版の“推奨しない”から“行うことを考慮してもよい”という逆の推奨となった点である.
© Nankodo Co., Ltd., 2022