Japanese
English
特集 原発性肝癌診療ガイドラインを読み解く
I. 肝癌診療ガイドライン第5版
7.肝細胞癌に対する薬物療法
Pharmacological therapy for hepatocellular carcinoma
山下 竜也
1
T. Yamashita
1
1金沢大学消化器内科
キーワード:
肝細胞癌
,
薬物療法
,
ガイドライン
Keyword:
肝細胞癌
,
薬物療法
,
ガイドライン
pp.949-954
発行日 2022年8月1日
Published Date 2022/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_949
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
肝細胞癌の薬物療法が進歩し,わが国では6種の治療レジメンを用いることができるようになった.一次薬物療法は,免疫療法であるatezolizumab+bevacizumab併用療法が標準治療となり,薬物療法は大きく変化した.2021年10月に改訂された肝癌診療ガイドライン(改訂第5版)では治療適応,一次・二次治療,肝動注化学療法,治療効果判定に対して推奨が示され,さらに薬物療法アルゴリズムが新たに提唱され,現在,薬物療法の治療選択の参考とされている.
© Nankodo Co., Ltd., 2022